痛み、腫れ、食事制限への不安━━。親知らずを抜くのは怖いですよね。私もずっと躊躇していました。

痛みで何日も仕事にならないのではないか?顔が腫れて外出できないのではないか…?
そんな不安ばかりが先行していました。しかし、実際に抜歯してみると痛みは思ったほど長く続かず、準備をしておくだけで食事の不便さや仕事への影響も最小限にできることがわかりました。
この記事では、私が左下の親知らずを抜いたときのリアルな経過と準備・回復の工夫をまとめます。
この記事の結論
- 抜歯手術は痛くない!10分以内で手術完了
- 抜歯後、痛みのピークは2日目朝にかけて、腫れのピークは3日目あたり
- 抜歯後2週間で、痛みや生活の制限はかなり改善した


抜歯を踏み出せずにいるあなたに、少しでも安心材料をお届けするぜ!
- 親知らずを抜きたいが痛みや腫れが怖くて踏み切れない
- 抜歯後に食べられるものが知りたい
- 仕事や生活への影響を具体的に知っておきたい
- 在宅勤務のタイミングで抜歯するか迷っている
- 抜歯当日の流れと痛みの実態
- 抜歯の痛みや腫れが続く期間の目安
- 回復期でも食べやすかった食事例
- 抜歯前に準備しておくと安心な持ち物リスト
- 仕事復帰や運動再開のタイミング
親知らず抜歯のリアル体験談
抜歯したのは斜めに生えた親知らず

親知らずは「斜め」に生えており、しかも手前の奥歯に当たるように生えていました。本来ならまっすぐ上に向かって生えるはずですが、このように斜めに倒れ込むように生えると、「手前の奥歯と干渉して歯みがきがしづらくなる」のが大きな問題に。
実際、私もこの親知らずのせいで奥の歯の汚れが取り切れず、歯ブラシが当てづらい部分がありました。磨き残しが続くと虫歯や歯周病のリスクが高まるため、歯医者さんからは「このままだと手前の奥歯を巻き込んで虫歯になる可能性がある」と指摘され、抜歯を決断。
このように斜めに生えている親知らずは「埋伏智歯(まいふくちし)」と呼ばれ、自然にまっすぐ生えることはほとんどないとのこと。放置しておくと、痛みが出たり炎症が起こったりするリスクもあります。

レントゲン画像を見ると、奥歯と親知らずが近く歯ブラシが届きづらい状態だったことがよくわかります。
抜歯当日の流れ
夕方に病院へ向かい、CT撮影後すぐに処置へ進む流れでした。ブロック麻酔を受けてから抜歯を開始し、処置自体は10分ほどで終了。麻酔の注射だけは少し痛みましたが、抜歯中の痛みはほぼなく、拍子抜けするほどでした。
麻酔が切れる前にゼリー飲料を飲んでおき、エネルギー補給。夜になると麻酔が切れてじんじんとした痛みが出てきましたが、痛み止めを飲むと落ち着きます。初日は無理に歯磨きをせず、右側だけ軽く磨き、枕にタオルを敷いて眠りました。
抜歯後1〜3日目|痛み・腫れ・食事
痛み止めを飲めばコントロール可能な痛みでした。会議などの在宅勤務も問題なく行えました。痛みのピークは1日目夜から2日目朝にかけて、腫れのピークは3日目。顔が膨らんでいる感覚はありましたが、マスクをしていれば外出も可能でした。
食事はゼリー飲料やスープからスタートし、釜玉うどん、温泉卵、ヨーグルトへと移行。食べるときは患部と反対側で噛むことを意識し、冷たい飲み物は避けました。おかゆに鮭フレークを混ぜて味の変化をつけることで満足感が出ました。
抜歯後4〜7日目|回復期の過ごし方
4日目頃から痛みや腫れが引き始め、食事のストレスも減ってきます。柔らかい白米、冷凍ドリア、豆腐、温かいスープなども問題なく食べられるように。炭酸飲料はしみる感覚があったため、控えるのが吉です。
食事はゼリー飲料やスープからスタートし、釜玉うどん、温泉卵、ヨーグルトへと移行。食べるときは患部と反対側で噛むことを意識し、冷たい飲み物は避けました。おかゆに鮭フレークを混ぜて味の変化をつけることで満足感が出ました。
在宅勤務のおかげで無理なく生活リズムを保ちつつ、痛み止めは必要なときだけ服用する形に切り替え。無理に完食を目指さず、こまめに栄養補給するスタイルで体力を落とさず過ごせました。
抜歯後9日目~|抜糸
9日目に抜糸を実施し、医師から「患部はきれい」と言われて一安心。糸がなくなったことで食べ物が引っかかる感覚が減り、食事へのストレスがさらに減りました。
痛みは「しみるような感覚」がときどき残る程度で、痛み止めなしで過ごせる時間が増えます。食事も通常のものへ戻しながら様子を見つつ、炭酸飲料や硬い食べ物は無理のない範囲で試していきました。
抜歯後2週間|運動・お酒も再開可
腫れが完全に引き、痛みもなくなり、通常の食事や生活へ戻れる時期。抜歯後は骨や粘膜が完全に回復するまでに時間がかかるものの、痛みや生活の制限は2週間程度で大幅に軽減しました。
運動についてはウォーキングから再開し、軽いストレッチや自重トレーニングもできるようになりました。2週間経てば、軽めのランニングも問題なさそうです。また、この頃から少量のアルコールも解禁しました。
抜歯前に準備しておいてよかったもの
今回、親知らずを抜くにあたって用意しておいて正解だったものをまとめました。これらを事前準備しておくと安心です。
ゼリー飲料(ウイダーinゼリーなど)
抜歯当日の食事代わりにすぐ飲めて、栄養・水分補給が楽です。
粉スープ(コーンスープ、ポタージュなど)
食欲がなくても口当たりがよく、温めるだけで摂取できます。
冷凍うどん
柔らかく煮て食べやすく、腹持ちも良いため回復期の主食に便利!
おかゆ
温めるだけで食べられ、食欲がなくても食べやすいです。
温泉玉子
タンパク質を無理なく摂取でき、うどんやおかゆに乗せて栄養価アップ!
ギリシャヨーグルト
高タンパクで満腹感があり、マヌカハニーをかけて楽しみました。抜歯後しばらくはプロテインバーが食べれなかったので、貴重なタンパク源です。
マスク
外出時の腫れ隠しと、寝ている間の出血対策に。
保冷剤(または氷嚢)
腫れや痛みを和らげるためにあると安心。ただし冷やしすぎはよくないので、要注意です。
痛み止め・胃薬(処方分または市販薬)
痛みが出たときにすぐ服用できるよう準備。しばらくは歯科で処方してもらった薬を飲んでいましたが、飲み終わってしまった後は市販の鎮痛剤を使用しました。
コンクールF
抜歯後4日間ぐらいは歯みがき粉を使えなかったが、コンクールFでうがいするとスッキリします。もともと毎日使っているのですが、これがあって助かりました。
親知らず抜歯で大事だと思うこと
この3つだけで、抜歯後の不安やストレスを大きく減らせました。
- 痛み止めは我慢せず使うこと
- 柔らかくて栄養のある食事を準備しておくこと
- 在宅勤務可能なタイミングで抜歯できるとよい
さらに、「患部は無理に触らず優しくうがいすること」、「食事は完食を目指さず栄養を分けて取ること」も大切でした。
まとめ:親知らず抜歯を迷っているあなたへ
今回は、私が左下の親知らずを抜いたリアル体験談をお届けしました。
親知らず抜歯は怖いものですが、痛みも腫れもずっと続くわけではなく、準備をしておけば思ったよりずっと楽に乗り切れます。「親知らずを抜歯してよかった」…、これが今の私の正直な感想です。
あらためて、この記事の結論と、準備しておいてよかったものは次の通り。
この記事の結論
- 抜歯手術は痛くない!10分以内で手術完了
- 抜歯後、痛みのピークは2日目朝にかけて、腫れのピークは3日目あたり
- 抜歯後2週間で、痛みや生活の制限はかなり改善した
準備しておいてよかったもの
- ゼリー飲料(ウイダーinゼリーなど)
- 粉スープ(コーンスープ、ポタージュなど)
- 冷凍うどん
- おかゆ(レトルト可)
- 温泉玉子
- ギリシャヨーグルト
- マスク
- 保冷剤(または氷嚢)
- 痛み止め・胃薬(処方分または市販薬)
- コンクールF
もし親知らずを抜こうか悩んでいるなら、これを参考に準備を整えてから踏み出してみてください。きっとあなたも大丈夫です!
それでは今回はここまで。少しでもお役に立てたらうれしいです。
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