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我々の生活に欠かせない猫が、どこからやってきたか知っていますか?
猫たちの起源を調べると、なんと恐竜が生きていた時代にまで遡ることができます!
猫の柔軟な体つきや鋭い爪などの特徴は、太古の昔から受け継がれてきました。
そして、猫の祖先とされる動物の一部は、現在も生きているのです。
今回は、猫学として「ネコ科の進化とルーツ」をわかりやすくご紹介していきます。

- 猫の起源や歴史に興味がある
- 猫の歴史の分かりやすい解説を求めている
- 猫がどこから来たのか知りたい
猫も犬も起源は同じ?
私たちが知る猫の正式名称は「イエネコ」。
その直系の祖先にあたるのが、「リビアヤマネコ」という中東やアフリカ北部に生息する現存するヤマネコです。
リビアヤマネコの祖先は、いったいどこから来たのでしょうか?
答えは、約6500万年前の「ミアキス」。恐竜が絶滅した時代の生物です。
ミアキスはネコ科だけでなく、犬や熊、アザラシといった食肉目の共通の祖先と言われています。
この時代から分かれた種が独自の進化を遂げ、森で暮らす道を選んだ種がネコ科に進化!
一方、平原で暮らすことを選んだ種は犬の祖先になったと考えられています。
猫や犬の祖先にあたる「ミアキス」の化石と想像図。約6200万〜3400万年前頃に存在していた、森に住む小さなキツネ位の大きさの肉食動物です。想像図はネットで"miacids"で検索して出てくる画像ですが、残っているのは化石だけで実際に外観を見た人はいませんから、人によって描き方に違いがあります。 pic.twitter.com/AJQg06oiF6
— Masayuki Manabe (@nekomanabe) May 6, 2021
厳しい環境が育てた「リビアヤマネコ」

ネコ科の中には、森を追われて、砂漠や岩だらけの地帯へ逃げた種がいました。
水や隠れる場所がほとんどない過酷な環境で生き抜くために進化したのが、リビアヤマネコです。
彼らは少ない水や食料で生きられる力を持ち、13万年前に登場。
そして約9500年前に、ネズミを捕ることで人々の暮らしに役立つようになったことが、今日のイエネコへのルーツと言われています。
ネコ科の系譜
ミアキスからリビアヤマネコを経て、イエネコになるまで!
現代の猫たち「イエネコ」

現在、私たちが見かける猫はすべて「イエネコ」に分類されます。
野良猫でも飼い猫でも、同じ「人間によって家畜化されたネコ科の小型哺乳類」という定義に当てはまります。

にゃるほど、ニンゲンを下僕化したネコ科がイエネコってことだぜ!
今やペットとして世界中に広がり、その種類は50種以上!新たな品種も次々と誕生しています。

普段何気なく目にする猫たちは、こうした長い歴史の果てにたどり着いた存在なんですね!
まとめ : 愛猫のルーツを知って理解を深めよう
今回は、「ネコ科の進化とルーツ」をわかりやすくご紹介しました。
恐竜絶滅後に生まれた「ミアキス」から進化を遂げ、リビアヤマネコを経て、今のイエネコへとつながる猫たち。
彼らの起源を知ることで、身近な猫がどれだけ壮大な歴史を持っているのかがわかりますね!
愛猫のルーツを知ることは、彼らへの理解を深める一歩になるでしょう。

猫についてもっと詳しく学びたい方は、「ねこ検定 公式ガイドブック」もチェックしてみてください。
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それでは今回はここまで。少しでもお役に立てたらうれしいです。
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